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CAPとは?

「CAP」はChild Assault Prevention (子どもへの暴力防止) の略で
子どもがさまざまな暴力 (いじめ・虐待・誘拐・性暴力など) から自分たちの
大切な心とからだをまもるために何ができるかを考える教育プログラム

 CAPプログラムは、子どもをおとなが守るべき弱い存在とみるのではなく、子ども自身の間題を解決する能力を信じ、子どもの内なるカに働きかけ、その力をひきだす「エンパワメント」の考えがもとになっています。
 従来の「〜してはいけません」式の危険防止教育とは根本的に異なり、あらゆる暴力に対して、自分を守るカを身につけていく「教育プログラム」です。


CAPのワークショップは…
 まず、教職員・保護者・地域の方々に「大人ワークショップ」に参加していただき、次に「子どもワークショップ」を実施します。「大人ワークショップ」だけの開催は可能ですが、「子どもワークショップ」だけを提供することはできません。


大人ワークショップ
子どもをとりまく暴カについて
子どもの権利を守るために大人ができること
エンパワメントについて
子どもをどうサポートするか
 「子どもワークショップ」の実演(一部)も行ないます。
1時問半〜2時間   人数制限はありません


子どもワークショップ
ロールプレイ(寸劇)やディスカッションを通して、次のことを学びます
子どもには「安心して」「自信をもって」「自由に」生きる権利があること。
3つの権利をとられそうになったら「イヤ」といってもいいし、
 「逃げる」こともできること。
友達同士で助け合うことができること。
信頼できるおとなに相談すること。


いや にげる そうだんする

クラス単位で行ないます。合同クラスで実施することはできません。
子どもワークショップには下記のプログラムがあります。
就学前プログラム(20分+トークタイム)× 3日間
小学生プログラム 70分+トークタイム
中高生プログラム(100分+トークタイム)× 2日間
トークタイムではワークショップの復習をします。
 子どもたちはCAPのスタッフと個別に話すことができます。

CAPの歴史

1978年 アメリカのオハイオ州コロンパスのレイプ救援センターから誕生。
1985年 森田ゆりによって日本に紹介される。
1995年 日本で最初のCAPプログラムスペシャリスト養成講座が開催される。
現在、日本では130以上のグループが活動している。